HACES会員による国際学会シンポジウム発表

 2015年9月18日から21日までの4日間、つくば国際会議場を会場に、IAEVG 2015 International Conferenceが開催されました。これは、カナダのトロントに本部を置くInternational Association for Vocational and Educational Guidanceが毎年開催している国際学会です。今年度は、日本キャリア教育学会がホストとなり日本で開催されました。大会期間中日本を含む約40カ国から500名のキャリア教育にかかわる研究者や実践者が集まりました。

 HACESからは、岡部、蒲生、浦野の3名とこれまでのフォーラムで基調講演をしていただいたボニー・ワット先生の4名で、The Possibilities of Career Education Over Difficultiesと題してシンポジウムを企画しました。会場には、約20名の聴衆が参加し、アルバータ州の高校教育、札幌大通高校、札幌啓北商業高校におけるキャリア教育および困難を抱える生徒への対応の事例を紹介し、最後にワット先生がまとめるという形ですすめられました。フィンランド、ナイジェリア、日本からの参加者から質問が出されました。英語でのシンポジウムの実施は、かなりの挑戦でしたが、最後までやりきることができました。HACESでは、今後も現場の具体的な取り組みを発信する活動を続けます。