新着情報

2024.10.3 2024年度第2回学習会の案内を掲載しました。

2024.6.19 北海道キャリア教育研究紀要第7号をアップロードしました。

 

2024年度第2回学習会について

北海道キャリア教育研究会2024年度第2回学習会のお知らせ

 

 

以下の内容で学習会を開催します。参加申し込みフォームはこの記事の下部にあります。関心のある皆様のご参加をお待ちしています!

 

北海道キャリア教育研究会 2024年度第2回学習会

日本キャリア教育学会北海道・東北地区 第2回研究会 (共催)

日時:2024年12月15日(日)14:00-16:30
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W407およびZOOM

https://www.hokudai.ac.jp/bureau/property/hss/access/

 

テーマ:「困難」を抱える教師のキャリア

報告者:蒲生崇之 札幌大谷大学非常勤講師(前市立札幌旭丘高等学校副校長)

発表概要:
「キャリア教育」を支える土台でもある学校は、危機に瀕している。そして、なぜ危機に陥ったのか、十分な検証が抜け落ちたまま、対処療法的な対策が論じられるため、危機を指摘する論考は多いものの、一向に打開の展望は見えてこないと感じる。今回の学習会では、「キャリア教育」の担い手と期待される教員自身のキャリア形成にまつわる問題として、発表者が、昭和の終わりから2024年3月までの35年余り、札幌市で主に高校の教員・管理職として勤務した経験のなかで携わった事例に基づいて、今の教師が抱える「困難」について、仕事のストレスと報酬という視点を中心に考えたい。また、これから教職員を目指そうとする人たちが、少しでも明るい未来を展望できるような、本質的な危機の立て直しについて、議論したい。なお、政令市の中では札幌市と同じように生活保護世帯が多い大坂市の教育事情がわかる好著として、髙田一宏氏『新自由主義と教育改革大坂から問う』(岩波新書、2024年)をお読みいただくと、発表内容が、決して偶然札幌市で起きた事例ではないことを理解していただけると考える。

*概要にある文献を事前にお読み頂くと,本発表の理解がより深まります。

プログラム
14:00 開会の挨拶(半澤礼之 北海道教育大学釧路校 日本キャリア教育学会常任理事)
14:05 蒲生先生による話題提供
15:05 休憩
15:20 ディスカッション(ファシリテーター:樋原智恵 北海道武蔵短期大学)
16:20 閉会の挨拶 

司会:望月由美子(北海道大学)
参加は無料です。駐車場はご利用できません。公共交通機関を使用してご参加ください。

*参加申し込みの方は、以下のURLから必要事項をご記入ください。

https://forms.gle/ERKXTLnJU7HG7fedA

 

申し込み締め切りは12月10日(火)までです。

 

12月13日(金)までにZOOMのアドレスをお送りします。

北海道キャリア教育研究会2024年度第1回学習会のお知らせ

 (終了しました)

 

以下の内容で学習会を開催します。今回は日本キャリア教育学会北海道・東北地区部会,日本インターンシップ学会北海道支部との共催となります。参加申し込みフォームはこの記事の下部にあります。関心のある皆様のご参加をお待ちしています!

 

日本キャリア教育学会北海道・東北地区部会 2024年度第1回研究会

日本インターンシップ学会北海道支部 研究会

北海道キャリア教育研究会 2024年度第1回学習会

日時:2024年7月13日(土)14:00-16:50
場所:北海道教育大学札幌駅前サテライト教室3

*ZOOMでの配信は講演のみとなります。講演は対面・オンラインどちらの参加も可能です。

*教室の定員の関係で,対面参加者は先着20名といたします。定員に達した時点で対面の申し込みは締め切ります。

*参加費は無料です。

*今回は学会・研究会の会員ではなくても参加できます。

 

LGBTQ+とキャリア・カウンセリングの実際

~事例対応と環境調整のあり方に焦点を当てて~

講師:大賀一樹(たいが・かずき)臨床心理士、公認心理士

講師プロフィール

 NPO法人共生ネット共同代表理事として、各行政機関の事業委託を受けLGBTQ+専門相談のSVを複数担当。
 その他、公立学校や大学等でLGBTQ+を含むカウンセリングや、講師活動を多数行う。
 著書に「性的マイノリティ・サポートブック(かもがわ出版)」、寄稿コラムとして「心理支援における社会正義アプローチ(誠信書房、2024年度刊行予定)」、「公認心理師の基礎と実践シリーズ「福祉心理学」(遠見書房、2024年度刊行予定)」等。

発表概要:

 講義者は、「LGBT」という言葉を国内でほとんどの人が知らなかった2013年頃から、大学公認サークルとして始まり、現在認定NPO法人となるReBitの一員として、キャリア・カウンセリングや「キャリア・カフェ」を開始し、現在は外部の専門家としてSVをしている。
 LGBTQ+のキャリアについて考えるとき、それは単に「働き方」ということに留まらず、カミングアウトの有無や、周囲の人間関係などの悩みや不安を抱える場合が多数だった。
 一般的な「年収、働き方、業務内容」というキャリアを重視して考える悩みや、「(大企業や安定した就職に)受かるか、落ちるか」のような悩みの性質とは異なり、もっと前段階の根源的な不安<生きるか、死ぬか>が多数を占めていることが分かった。
 また、働いた後も、パートナーのことをひた隠しにしなければならないプレッシャーや、カミングアウトが(したくても)できない環境、逆にカミングアウトしたことで、セクハラや冗談、からかいの対象になるなどの被害に遭う人も多く見受けられたため、事例を通して臨場感を伝えていきたいと考える。
 また、時代は変わり、現在の法整備の状況も含めて、環境をいかに調整していくかということが、
支援を行う側には一層求められるようになっているため、その辺りを整理して議論を深めたい。

 

当日のプログラム

14:00  開会のことば:半澤礼之(北海道教育大学釧路校,日本キャリア教育学会理事)

14:05-14:15 趣旨説明:岡部敦(清泉女学院大学,北海道キャリア教育研究会代表,日本キャリア教育学会理事)

14:15-15:15  大賀一樹さんによる基調講演

15:30-16:30  対面参加者によるディスカッション

16:30-16:40 全体のまとめ

16:40-16:50 閉会のことば:小林純(札幌国際大学短期大学部,日本インターンシップ学会北海道支部)

司会:石田麻衣子(札幌国際大学短期大学部,日本インターンシップ学会北海道支部)

 

*参加申し込みの方は、以下のURLから必要事項をご記入ください。

https://forms.gle/75bmPoi1Hbcq636JA

申し込み締め切りは7月7日(日)までです。

7月10日(水)までにZOOMのアドレスをお送りします。

2023年度第3回学習会について(終了しました)

北海道キャリア教育研究会2023年度第3回学習会のお知らせ

 

以下の内容で学習会を開催します。今回は日本キャリア教育学会北海道・東北地区部会との共催となります。参加申し込みフォームはこの記事の下部にあります。関心のある皆様のご参加をお待ちしています!

 

日本キャリア教育学会北海道・東北地区部会 2023年度第3回研究会

北海道キャリア教育研究会 2023年度第3回学習会

日時:2024年3月24日(日)14:00-16:30
場所:北海道大学人文・社会科学総合研究棟W410

*ZOOMでの配信もおこないます。対面・オンラインどちらの参加も可能です!

*参加費は無料です。

*チラシが下にありますのでご覧ください!

 

テーマ:「LGBTQのライフキャリアと教育について考える」

講師:

満島 てる子(さっぽろレインボープライド副実行委員長・7丁目のパウダールームの店長・Sitakkeコラムニスト)

発表概要:

 2023年6月LGBT理解増進法が成立し施行されました。しかし、その内容については、当事者や支援者などからは問題も指摘されています。その一方で、性的違和の認識は、就学前の児童の段階から発生し、異なるジェンダーを押し付けられることで、深刻な精神的なダメージを負うことが、複数の研究によって明らかになっています。当事者の割合は、10人に1人とも言われていますが、学校教育の現場や職場など、LGBTQに関する理解は決して十分であるとは言えません。すべての若者の社会的職業的自立を現実のものとするため、学校教育をはじめ社会全体はどのようにあるべきなのか、社会包摂を目指す日本キャリア教育学会と北海道キャリア教育研究会は、当事者である満島てる子さんをお迎えし、参加者の皆様と一緒に議論します。

 

当日のプログラム

14:00 開会の挨拶

14:05 趣旨説明と講師紹介

14:15 講演「LGBTQのライフキャリアと教育について考える」

15:15 休憩

15:25 フロアとの質疑応答

15:45 パネルディスカッション

 

16:25 閉会の挨拶

 

*参加申し込みの方は、以下のURLから必要事項をご記入ください。
https://forms.gle/S8AD9wknVgSsYG9H8
申し込み締め切りは3月17日(日)までです。

3月22日(金)までにZOOMのアドレスをお送りします。

 

*チラシに使用している写真掲載については,満島てる子さんより許可を頂いています

2023年度第2回学習会について(終了しました)

北海道キャリア教育研究会2023年度第1回学習会のお知らせ

 

以下の内容で学習会を開催します。参加申し込みフォームはこの記事の下部にあります。関心のある皆様のご参加をお待ちしています!

 

北海道キャリア教育研究会2023年度第2回学習会

日時:2023年11月18日(土)14:00ー16:45

場所:北海道武蔵女子短期大学 3号館3階333教室

*ZOOMでの配信もおこないます。

 対面・オンラインどちらの参加も可能です!

*参加費は無料です。

 

北海道武蔵女子短期大学のアクセスURL

https://musashi-jc.ac.jp/about/outline/

 

プログラム

14:00‐14:10

開会の挨拶 北海道キャリア教育研究会会長 岡部敦

14:10‐15:30

<発表1>

不登校について考える:学校はどうしたらいいんだろ?

ー発表者ー

明田川 知美(北海道武蔵女子短期大学)

ー発表概要ー

文科省によると令和4年度の不登校者は約30万人だ。前年の24万人から6万人増となり過去最多を記録した。北海道においても不登校児童生徒は1万人を超え、札幌市だけでも4500名を超える。札幌市の不登校者のうち、公的な教育支援センター利用者は280人にとどまる。民間のフリースクール等利用者は4%未満だ。今回の報告者は、自身の子どもが5年間に不登校となった当事者で、昨年から不登校の親の会を立ち上げた。教育学を専門とする一方、自分の子どもが不登校をすることの葛藤も含め、今後の不登校支援のあり方について問題提起をする。

【休憩】

15:40-16:30

<発表2>

ポストコロナの時代における学校を考える

~インクルージョン・ICT・課題探究的な学びをキーワードに~

ー発表者ー

蒲生 崇之(札幌市立札幌旭丘高校)

ー発表概要ー 

コロナ感染拡大防止のために、一方的な休校措置が発表されたことをきっかけに、学校におけるICT環境の整備が急ピッチで進んだ。

実は、コロナ拡大前から病弱の特別支援学校では、ICTを活用した遠隔授業により、入院している児童生徒の学習を保障しようという動きがあった。

ICT環境の急整備は、学校に通えない事情がある児童生徒の学習保障に活路を開いたように見えるが、そこには現実問題と、倫理的な問題が存在している。

16:30

閉会挨拶

望月由美子(北海道大学 子ども発達臨床研究センター)

司会:樋原智恵(北海道武蔵女子短期大学)

 

参加申し込み

以下のフォームで11月13日(月)までにお申し込みください。

https://forms.gle/UdkdUSiCCWmRRGNh6

 

お問い合わせは、

北海道キャリア教育研究会学習会担当 まで

2023年度第1回学習会について(終了しました)

北海道キャリア教育研究会2023年度第1回学習会のお知らせ

(日本キャリア教育学会北海道・東北地区部会研究会との共催)

 

以下の内容で学習会を開催します。参加申し込みフォームはこの記事の下部にあります。関心のある皆様のご参加をお待ちしています!

 

北海道キャリア教育研究会2023年度第1回学習会
兼 日本キャリア教育学会北海道・東北地区部会 第1回研究会

日時:6月17日(土)14:00-16:30
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟4階W407教室+Zoomによる遠隔

https://www.hokudai.ac.jp/bureau/property/hss/access/

 

 

 

14:00-14:10
開会の挨拶 半澤礼之(日本キャリア教育学会北海道東北地区部会代表)

14:10-15:10
<発表1>
北イタリア・トレント自治県における外国人児童生徒に対する教育条件整備について-「県教育制度における外国人児童生徒の参加と統合に関する規則」における法制度運用のしくみに注目して-
ー報告者ー
望月由美子
北海道大学 大学院教育学研究院
附属 子ども発達臨床研究センター 非常勤研究員
ー発表要旨ー
外国人児童生徒の受入と教育条件整備をいかに進めるべきか。この問いに対し、本発表では北イタリアのトレント自治県議会が2008年に定めた「県教育制度における外国人児童生徒の参加と統合に関する規則」(レゴラメント)を取り上げつつ、行政介入的な制度保障のあり方について検討する。イタリアの国レベルと地自治体レベルの移民受入状況、そして社会統合のため歩みを概観し、制度の実装化を図るための法整備と、行政および学校の各々の主体性のなかで、バランスの取れた保障のあり方とは何かについて考えたい。また日本における学齢期の外国人の子ども・若者たちの教育保障問題について再考する手掛かりを探る。

15:20-16:20
<発表2>
重層的な生きづらさを抱える若者の学びの機会保障に関する研究:カナダ・アルバータ州におけるTeen Motherのための高校の取り組み
ー報告者ー
岡部敦
清泉女学院大学人間学部心理コミュニケーション学科 准教授
ー発表要旨ー
2020年からはじまったCOVID19の世界的流行は、学校教育の現場にさまざまな影響をもたらせた。いじめの認知件数、不登校、自殺者数などの統計データは、学校閉鎖が終了して以降にいずれも増加の傾向を示しており、子ども・若者が抱える課題がより深刻化していることが明らかである。こうした中、10代を中心とする若年者の妊娠についても増加傾向にあることとが報告されている。若年者の妊娠は、経済的、情緒的な課題が複合的に影響した結果として生じる場合が多く、結果として学業を中断してしまうケースが目立つ。本発表では、カナダ・アルバータ州カルガリー市にある10代で妊娠出産した女子のみを受け入れるLouise Dean Schoolの取り組みに焦点を当て、重層的な生きづらさを抱える若者の学びの機会保障のあり方について検討することを目的とする。

16:20-16:30
閉会の挨拶 岡部 敦(北海道キャリア教育研究会会長)

 

参加申し込み

以下のフォームに6月12日(月)までにお申し込みください。

https://forms.gle/yLj9k6ELCzFBhh4B8

 

お問い合わせは、

北海道キャリア教育研究会学習会担当 まで

ごあいさつ

北海道キャリア教育研究会は、若者の学校から社会への移行を支援するための方策について研究し、学校教育や企業等における具体的な取り組みを推進することを目的として、2014年9月19日に発足しました。

 

現在、会員数は20名程度ですが、過去には北海道の姉妹集であるカナダ・アルバータ州でのキャリア教育に関わる研究者や実践者をゲストとしてお迎えし、北海道の若者が抱える課題にどう対処すべきかについて、幅広く議論を行うフォーラムを定期的に開催しておりました。フォーラム以外には、年に2~3回の学習会を開催し、キャリア教育に関わり会員が実践したり研究したことを報告しあい、優れた実践について共有する機会を持っています。

 

格差や貧困という、現代社会が抱える課題は、北海道の若者においても年々深刻化しています。どの若者も社会において自立した大人として活躍することができるように、どんな手立てを講ずることができるのか、教育現場ではどんな教育を提供するべきであるのといったことについて、日々考えています。

 

本研究会の趣旨に賛同し、一緒に学び合うことに興味がある方は、ぜひご入会いただければ幸いです。

 

ご入会を希望の方は,「お名前」「ご所属」を明記の上 までご連絡ください。

 

北海道キャリア教育研究会

会長 岡部敦(札幌大谷大学)

理事 蒲生崇之(市立札幌開成中等教育学校)

理事 半澤礼之(北海道教育大学 釧路校)

理事 安宅仁人(小樽商科大学)

理事 明田川知美(北海道武蔵女子短期大学)

事務局長:樋原智恵(北海道武蔵女子短期大学)

事務局:望月由美子(北海道大学 子ども発達臨床研究センター)